【花の難しい漢字一覧】植物の読み方・意味を紹介

花・植物の代表的な難読漢字と読み方をまとめた図解 漢字・読み方

花や植物の難しい漢字には、薔薇(ばら)・躑躅(つつじ)・蒲公英(たんぽぽ)・百日紅(さるすべり)などがあります。

植物名には、漢字を一字ずつ読んでも読み方を推測しにくい熟字訓や、漢名をもとにした表記が少なくありません。鬱金香(チューリップ)や仙人掌(サボテン)のように、現在はカタカナで書くのが一般的な植物にも漢字表記があります。

この記事では、花・樹木・草・果樹などに分けて、難読漢字の読み方と簡単な意味を紹介します。花以外のジャンルも含めて探したい場合は、【難しい漢字一覧】読み方・意味・難読漢字をまとめて紹介も参考にしてください。

この記事で分かること

  • 🌸 花・樹木・草・果樹の難しい漢字と読み方
  • 🔍 特に読みにくい花の漢字と難しい理由
  • 📘 季節別の探し方や、代表的な漢字の意味・由来

花の難しい漢字と読み方の早見表

薔薇・蒲公英・仙人掌の読み方を植物の種類別に示した早見図

まずは、花や植物を表す代表的な難読漢字を確認しましょう。季節は一般的な開花・観賞時期の目安であり、地域や品種、気候によって異なります。

漢字 読み方 種類 主な季節 読み方のポイント
薔薇 ばら 花・花木 春・秋 二字とも画数が多く、字から読みを推測しにくい
躑躅 つつじ 花木 見慣れない漢字を使う熟字訓
蒲公英 たんぽぽ 野草 漢字本来の音読みとは異なる植物名の読み
紫陽花 あじさい 花木 初夏 三字から「あじさい」と読む熟字訓
百日紅 さるすべり 樹木 「百日紅」という表記と「さるすべり」という読みの由来が異なる
馬酔木 あせび 花木 早春 三字の通常の音訓からは読みにくい
鬱金香 チューリップ 漢名をもとにした表記で、現在はカタカナ表記が一般的
秋桜 コスモス 秋に咲く桜に似た花という印象を重ねた表記
山茶花 さざんか 花木 晩秋・冬 字面から現在の読み方を推測しにくい
勿忘草 わすれなぐさ 「忘れないで」という意味を表した漢字表記
仙人掌 サボテン 多肉植物 種類による 「せんにんしょう」とも読める漢名系の表記
酸漿・鬼灯 ほおずき 草花 異なる二つの難しい漢字表記がある

難しい花の漢字ランキング

難しい花の漢字ランキング上位3例と読み方を示した図解

花の漢字に、公式な難易度ランキングはありません。ここでは、次の基準をもとに、特に読み方を推測しにくい漢字を順位付けしました。

  • 日常ではあまり見かけない漢字を含む
  • 通常の音読みや訓読みでは読みにくい
  • 熟字訓や漢名をもとにした表記である
  • 漢字の画数が多く、書くことも難しい

難しさには個人差があるため、クイズや学習に使う場合の目安としてご覧ください。

まず覚えたい花・植物の難読漢字

  • ✅ 薔薇(ばら)・躑躅(つつじ)は、字形も読み方も難しい代表例
  • ✅ 蒲公英(たんぽぽ)・百日紅(さるすべり)は、熟語全体で読む代表例
  • ✅ 鬱金香(チューリップ)・仙人掌(サボテン)は、現在はカタカナ表記が一般的
順位 漢字 読み方 難しい理由
1位 躑躅 つつじ 二字とも日常ではほとんど使わず、字形も複雑
2位 鬱金香 チューリップ 「鬱」を含み、三字から外来語の読みを推測しにくい
3位 馬酔木 あせび 「馬・酔・木」の通常の読みから「あせび」にならない
4位 凌霄花 のうぜんかずら 難しい字を含む四字表記で、読みも長い
5位 百日紅 さるすべり 簡単な漢字でも、三字全体の読みを推測しにくい
6位 仙人掌 サボテン 字面と一般的な呼び名の結び付きが分かりにくい
7位 蒲公英 たんぽぽ 三字の音訓と植物名の読みが大きく異なる
8位 酸漿 ほおずき 「酸」「漿」から読み方を連想しにくい
9位 薔薇 ばら 読みは有名でも、画数が多く書くのが難しい
10位 山茶花 さざんか 「さんちゃか」などと誤読しやすい

花・観賞植物の難しい漢字一覧

ここでは、花を観賞する植物を中心に、漢字表記・読み方・特徴をまとめます。表記の中には、現在の日常表記ではカタカナやひらがなを使うことが多いものもあります。

漢字 読み方 意味・特徴
薔薇 ばら バラ科の植物。漢字では二字とも「くさかんむり」を使う
躑躅 つつじ 春に赤・桃・白などの花を咲かせる花木
紫陽花 あじさい 梅雨の時期を代表する花木。花の色は品種や土壌条件などで異なる
蒲公英 たんぽぽ 春に黄色い花を咲かせる身近な野草
鬱金香 チューリップ、うっこんこう 春に咲く球根植物。通常は「チューリップ」と書く
秋桜 コスモス 秋を代表する花。「あきざくら」と読む場合もある
勿忘草 わすれなぐさ 小さな青い花を咲かせる植物。名前は「私を忘れないで」に通じる
向日葵 ひまわり 夏を代表する花。太陽を思わせる大きな黄色い花を咲かせる
風信子 ヒヤシンス 香りのある花を咲かせる球根植物。通常はカタカナで書く
雛罌粟 ひなげし 薄い花びらを持つケシ科の植物
金盞花 きんせんか 黄色や橙色の花を咲かせるキク科の植物
杜若 かきつばた 水辺や湿地に生えるアヤメ科の植物
女郎花 おみなえし 秋の七草の一つで、小さな黄色い花を多数咲かせる
桔梗 ききょう 青紫色などの星形の花を咲かせる秋の七草の一つ
吾亦紅 われもこう 夏から秋に、暗赤色の小さな花穂を付ける
曼珠沙華 まんじゅしゃげ 彼岸花の別名。秋の彼岸ごろに赤い花を咲かせる
鷺草 さぎそう 白鷺が羽を広げたような形の花を咲かせる
水芭蕉 みずばしょう 湿地に生え、白い仏炎苞が目立つ植物
酸漿・鬼灯 ほおずき 袋状の萼に包まれた橙色の実が特徴
仙人掌 サボテン、せんにんしょう 乾燥した環境に適応した多肉植物の総称として使われる

樹木・花木・つる植物の難しい漢字一覧

花を咲かせる木だけでなく、街路樹や神社の境内などで見かける樹木にも難読漢字があります。

漢字 読み方 意味・特徴
百日紅 さるすべり 夏から秋にかけて花を咲かせる樹木。滑らかな樹皮も特徴
馬酔木 あせび 早春に壺形の小さな花を房状に付ける常緑低木
山茶花 さざんか 晩秋から冬に花を咲かせるツバキ科の樹木
木槿 むくげ 夏に白・桃・紫などの花を咲かせる落葉低木
沈丁花 じんちょうげ 早春に香りの強い小花を咲かせる常緑低木
石楠花 しゃくなげ 春から初夏に華やかな花を咲かせるツツジ科の植物
梔子 くちなし 初夏に香りのある白い花を咲かせる
連翹 れんぎょう 早春に枝いっぱいの黄色い花を咲かせる
合歓木 ねむのき 夏に淡い紅色の糸状の花を咲かせ、夜には葉を閉じる
凌霄花 のうぜんかずら 夏に橙色や赤色の花を咲かせるつる性植物
金木犀 きんもくせい 秋に小さな橙色の花を咲かせ、強い香りを放つ
蝋梅 ろうばい 冬から早春に、蝋細工のような黄色い花を咲かせる
公孫樹・銀杏 いちょう 秋に葉が黄色く色付く落葉高木。「銀杏」は実を指して「ぎんなん」とも読む
けやき 街路樹や公園で見られるニレ科の落葉高木
くすのき 大木になる常緑樹で、神社などでも多く見られる
えんじゅ 街路樹や庭木として植えられるマメ科の落葉高木
さかき 神事に用いられることの多い常緑樹
ひいらぎ 縁に鋭いとげのある葉で知られる常緑樹

草・野草・シダ類の難しい漢字一覧

身近な道端や野原に生える植物にも、読み方が難しい表記があります。漢字一字で表すものから、三字以上の熟字までさまざまです。

漢字 読み方 意味・特徴
なずな 春の七草の一つ。別名は「ぺんぺん草」
繁縷 はこべ、はこべら 春の七草の一つで、小さな白い花を付ける
よもぎ 香りのある多年草で、草餅にも使われる
わらび 山野に生えるシダ植物
土筆 つくし スギナの胞子茎。春の野原で見られる
車前草 おおばこ 道端などに生える身近な多年草
羊歯 しだ 胞子で増える植物の一群を表す漢字
木賊 とくさ 細い茎がまっすぐ伸びるシダ植物
虎杖 いたどり 山野や道端に生える多年草
畳表の材料として知られる植物。「いぐさ」とも呼ばれる
万年青 おもと 一年中青い葉を保つ常緑の多年草
すみれ 春に紫色などの小さな花を咲かせる
あざみ 葉や茎にとげがあり、紅紫色などの花を咲かせる
はす 池や沼に生え、夏に大きな花を咲かせる水生植物

果樹・木の実の難しい漢字一覧

果物や木の実の名前は植物名でもあるため、花・植物の難読漢字と一部重なります。ここでは植物としての特徴を簡潔に紹介し、旬・食べ方・料理などの説明には広げません。

漢字 読み方 植物としての特徴
無花果 いちじく 花が外から見えにくい構造を持つクワ科の果樹
枇杷 びわ 初夏に橙黄色の実を付ける常緑果樹
柘榴・石榴 ざくろ 硬い果皮の中に多数の粒状の種を持つ果樹
葡萄 ぶどう 房状の実を付けるつる性の果樹
檸檬 レモン 香りと酸味のある黄色い実を付ける柑橘類
あんず 春に花を咲かせ、初夏ごろに実を付ける果樹
すもも 春に白い花を咲かせるバラ科の果樹
なつめ 楕円形の実を付ける落葉小高木
胡桃 くるみ 硬い殻に包まれた種子で知られる落葉高木
花梨 かりん 香りのある黄色い実を付けるバラ科の果樹

野菜・果物・料理・調味料など、食べ物として使われる難読漢字を詳しく調べたい場合は、【食べ物の難しい漢字一覧】野菜・果物・料理の難読漢字をご覧ください。

一文字で表す花・植物の難しい漢字

植物名には、漢字一文字だけで表せるものもあります。画数の多い字や、通常の音読みからは読み方を想像しにくい字が多いのが特徴です。

漢字 読み方 植物の種類
すみれ 花・野草
あざみ 花・野草
はす 水生植物
椿 つばき 花木
ひいらぎ 樹木
さかき 樹木
にれ 樹木
わらび シダ植物
だいだい 柑橘類

季節別に見る花・植物の難読漢字

季節から花の名前を探したい場合は、次の表を目安にしてください。同じ植物でも地域や品種によって開花時期が前後するため、季節は固定されたものではありません。

季節 漢字 読み方 種類
蒲公英 たんぽぽ 野草
躑躅 つつじ 花木
馬酔木 あせび 花木
鬱金香 チューリップ 球根植物
連翹 れんぎょう 花木
すみれ 野草
紫陽花 あじさい 花木
向日葵 ひまわり
木槿 むくげ 花木
凌霄花 のうぜんかずら つる植物
百日紅 さるすべり 樹木
はす 水生植物
秋桜 コスモス
桔梗 ききょう
女郎花 おみなえし 草花
曼珠沙華 まんじゅしゃげ 草花
吾亦紅 われもこう 草花
金木犀 きんもくせい 花木
山茶花 さざんか 花木
椿 つばき 花木
蝋梅 ろうばい 花木
ひいらぎ 樹木

花や植物の漢字が難しい理由

花や植物の漢字が難しくなる4つの理由と代表例を示した図解

花や植物の名前が難読漢字になりやすい理由は、単に画数が多いからではありません。日本語の植物名と、中国から伝わった漢字表記を組み合わせたものが多いことも関係しています。

覚える前に確認

  • 漢字一字ずつではなく、熟語全体に読みを当てる植物名があります。
  • 同じ植物に複数の漢字表記や読み方がある場合があります。
  • 現在の日常表記では、ひらがなやカタカナを使うことも一般的です。
難しくなる理由 代表例 特徴
漢字の字形が複雑 薔薇、躑躅 読み方を知っていても、正確に書くのが難しい
熟字訓で読む 蒲公英、百日紅、馬酔木 漢字一字ずつの音訓ではなく、熟語全体に植物名の読みを当てる
漢名をもとにしている 鬱金香、仙人掌 日本で一般的な呼び名と漢字表記の読みが直接対応しにくい
外来語に漢字を当てている 秋桜、風信子 現在はカタカナで書くことが多く、漢字表記を目にする機会が少ない
複数の漢字表記がある 酸漿・鬼灯、柘榴・石榴 同じ読み方でも複数の表記が使われる
読み方が変化して定着した 山茶花 古い読みや音の変化が関係し、字面と現在の読みが一致しにくい

代表的な花の漢字の意味と由来

薔薇(ばら)

「薔薇」はバラを表す漢字です。「薔」と「薇」はどちらも画数が多く、読み方よりも書き方が難しい漢字としても知られています。「ばら」という読みは二字それぞれの一般的な音訓からは導けないため、熟語全体で覚える必要があります。

躑躅(つつじ)

「躑躅」はツツジを表します。二字とも「あしへん」を持つ非常に複雑な漢字です。日本語の「つつじ」に漢字表記を対応させた熟字訓として覚えるとよいでしょう。

百日紅(さるすべり)

「百日紅」という表記は、夏から秋まで長い期間にわたって花を咲かせる様子に由来するとされています。一方、「さるすべり」という名前は、樹皮が滑らかで、猿でも滑りそうに見えることに由来する呼び名です。

馬酔木(あせび)

「馬酔木」は、馬が葉を食べると酔ったようになるという説明に結び付けられる表記です。実際に有毒成分を含む植物ですが、名前の由来には伝承的な説明も含まれるため、漢字だけから性質を一般化しないよう注意が必要です。

鬱金香(チューリップ)

「鬱金香」はチューリップを表す漢名系の表記です。「うっこんこう」と音読することもありますが、日本語の日常表記では「チューリップ」とカタカナで書くのが一般的です。

仙人掌(サボテン)

「仙人掌」は、漢字では「せんにんしょう」とも読みます。日本語ではサボテンの漢字表記として紹介されますが、通常の文章ではカタカナ表記が分かりやすいでしょう。

蒲公英(たんぽぽ)

「蒲公英」は中国で使われてきた植物名に由来する表記で、日本語では「たんぽぽ」という読みを当てます。三字を一字ずつ読んでも「たんぽぽ」にはならないため、代表的な熟字訓として覚えられます。

山茶花(さざんか)

「山茶花」は、古い読み方が音の変化を経て「さざんか」になったとされています。そのため、漢字をそのまま音読した「さんちゃか」ではありません。

花・植物の難読漢字ミニクイズ

ここまでに紹介した漢字から10問出題します。答えを表示する前に、読み方を考えてみてください。

  1. 躑躅
  2. 馬酔木
  3. 蒲公英
  4. 凌霄花
  5. 百日紅
  6. 繁縷
  7. 車前草
  8. 公孫樹
  9. 吾亦紅
  10. 鬱金香

ミニクイズの答え

問題 漢字 読み方
1 躑躅 つつじ
2 馬酔木 あせび
3 蒲公英 たんぽぽ
4 凌霄花 のうぜんかずら
5 百日紅 さるすべり
6 繁縷 はこべ、はこべら
7 車前草 おおばこ
8 公孫樹 いちょう
9 吾亦紅 われもこう
10 鬱金香 チューリップ、うっこんこう

花や植物以外の問題や、難易度別の問題にも挑戦したい場合は、【難しい漢字クイズ】読み方問題100問・答え付きへ進んでください。

花・植物の難読漢字に関するよくある質問

花の名前で読むのが難しい漢字には何がありますか?

薔薇(ばら)、躑躅(つつじ)、蒲公英(たんぽぽ)、馬酔木(あせび)、百日紅(さるすべり)、鬱金香(チューリップ)などがあります。

一番難しい花の漢字は何ですか?

花の漢字に公式な難易度順位はありません。読み方の推測しにくさや字形の複雑さを基準にすると、躑躅(つつじ)や鬱金香(チューリップ)、馬酔木(あせび)などが特に難しいと考えられます。

「薔薇」は何と読みますか?

「薔薇」は「ばら」と読みます。二字とも画数が多く、「ばら」という読みも一字ずつの一般的な音訓からは推測しにくい難読漢字です。

「仙人掌」は何と読みますか?

「仙人掌」は植物名として「サボテン」と読みます。「せんにんしょう」という読み方もありますが、日常ではカタカナで「サボテン」と書くのが一般的です。

花の難読漢字はどのように覚えるとよいですか?

花の写真や季節と漢字を組み合わせ、熟語全体で読み方を覚える方法が効果的です。熟字訓、漢名系の表記、複数表記などに分けて整理すると、読み方の違いも理解しやすくなります。

花・植物の難しい漢字を覚えて、ほかの難読漢字も確認しよう

花や植物以外にも、動物・魚・食べ物・国名などには多くの難読漢字があります。次の疑問に合わせて関連記事を活用してください。

花や植物の難読漢字は、字形が複雑なものだけでなく、熟字訓や漢名をもとにした表記など、通常の音訓では読めないものが多くあります。まずは薔薇・躑躅・蒲公英・百日紅などの代表例を、植物の姿や季節と一緒に覚えてみましょう。

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